10年以上の休止期間を経て、バンドン工科大学アートマーケットは2025年10月に復活しました。
バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung)は、「Sinestesia: Celebrating Again」と題するプレイベントをバンドンのジャラン・ガネーシャ通りにあるバンドン工科大学キャンパスのSoemardjaギャラリーで開催しました。Sinestesiaは単なるノスタルジアとはかけ離れたアート市場の長い歴史的遺産と現代の芸術的表現を融合させた創造的な空間になります。
この展覧会ではビジュアルアーカイブ、ポスター、資料、そして物語に満ちた遺物を通して、来場者は1970年から2010年までのアートマーケットの歴史を辿ることができます。
バンドン工科大学アートマーケット2025の委員会の委員長Kayla Davinaは、このプレイベントは単なるウォーミングアップではなく、メインイベントへの架け橋でもあると語っています。
「バンドン工科大学のアートマーケットはコロナウイルスの影響で延期されていたが、やっと復活できるようになりました。2025年は開催に向けての準備が整っており、人々の熱意も依然として高いので、ちょうど良いタイミングです。」Kayla Davina(バンドン工科大学アートマーケット2025委員会 委員長)
バンドン工科大学のアートマーケットは美術・デザイン学部だけのものではなく、キャンパスの居住者全員とより広いコミュニティのものでもあると Kayla Davina は語ります。
今年はパンデミックによって中断された芸術の精神を復活させるため、2025年5月から9月にかけて一連のプレイベントが開催されます。
「私たちはアートをもっと人々へ普及させたいのですが、今のイベントはチケット代が高額です。後ほど開催されるアートマーケットでは素晴らしいアーティストをバンドン工科大学にお招きする予定ですし、入場無料です。」Kayla Davina(バンドン工科大学アートマーケット2025委員会 委員長)
バンドン工科大学アートマーケットは1972年に初めて開催され、米国のアートフェアからインスピレーションを受けて、オープンスペースで芸術作品を展示をしています。このコンセプトは世代を超えて教育、パフォーマンス、鑑賞の手段として何十年にもわたって維持されています。今、Sinestesiaを通して人々は再びその精神に触れることができます。これはメインイベントへの導入としてだけでなく、誰もが楽しめるよりオープンで平等主義的、そしてオルタナティブなアートスペースを復活させる試みでもあります。