Sebastian GunawanのOru Kami(折る紙)ファッションに見る折り紙芸術

  • 2024.7.11

Sebastian GunawanのOru Kami(折る紙)ファッションに見る折り紙芸術

折り紙は、インドネシア人にとって非常に馴染み深い日本の芸術の一つです。インドネシアでは、折り紙は子供の頃から創造力を鍛えるものの一つだったからです。


では、折り紙の芸術をファッション分野に置き換えたらどうなるでしょうか?


インドネシアを代表するファッションデザイナー、Sebastian Gunawanは、妻のCristina Panareseとともに、「Oru Kami(折る紙)」と題したコレクション「Sebastian Gunawan Signature 2024/2025」を発表しました。


Oruは「折る」、Kamiは「紙」という日本語の意味で、Sebastian Gunawan夫妻は、服作りは折り紙の折り方に似ていると考えています。


まず、シャツやトワルのベースとなる生地を好みのデザインに折り、その折り目を型紙に流し込むのは服作りと折り紙の折り方に似ています。今回のOru Kamiコレクションを発表するにあたって、これが基本の考え方になりました。和のニュアンスは、折り紙の技法だけでなく、日本の着物・浴衣からも感じられました。その詳細は、着物をカジュアルに着たときの背中のドレープに見ることができます。 


Sebaと呼ばれ親しまれている Sebastian Gunawanは、Oru Kamiコレクションは、以前とは違う服を発表するために前進し、変身したいという願望を形にしたものだと説明しました。 


「一般的に、デザイナーは顧客の希望に従うものですが、私たちは前に進みたいのです。そのために、より簡単で、より軽く、多くの肌を見せ、独立し、大胆なコレクションを発表するのです。」 Sebastian Gunawan


ショーの冒頭、 Sebastian Gunawanはラベンダー色、水色、ライトグレー色といったソフトで人目を引く色合いの、非常に明るい色のコレクションを発表しました。 その後、黄色、ターコイズ色、オレンジ色、赤色、海老茶色といった鮮やかな色彩へと移って行きました。興味深いことに、カラフルな衣装を披露した後、 Sebastian Gunawan Cristina Panareseは黒、白、グレーの色合いのクラシックなアイテムを披露しました。

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