川によって運ばれてきた小枝や丸太は通常、薪として使われるか、腐るまで放置されます。しかし、Sukitoの手にかかると、これらの廃材は立体的な芸術作品に生まれ変わります。
自宅兼ミニギャラリーの古いブラウン管テレビの横には、 Sukitoの作品のフレームがいくつも飾られています。オールドスクールな雰囲気がさらに際立っています。Sukitoの作品の多くは自然を描いています。
「2022年、南海岸の海流に運ばれてきた木くずを集めていたのが作品作りの始まりです。」 Sukito
その時すでに、 Sukitoは木くずを工芸品に変えたいと考えていました。生まれ故郷のGunungkidulの風景が、 Sukitoのインスピレーションの源となりました。丘から海まで、ビーチと崖からなる風景が、彼の頭の中にあるイメージとなりました。
「私はGunungkidulの人間であり、私のインスピレーションは山、水、ビーチです。」 Sukito
Sukitoの作品には、Kukupビーチ、GunungkidulのWatuパーク、Parangtritisの丘、そして自分の家などがあります。 Sukitoは、一つの作品を作るのに1ヶ月はかかると述べました。アイデアを探すのに心の平穏が必要だということも合わせて述べました。
「友人とおしゃべりをしていると、いい気分になってアイデアが浮かんでくるんです。」Sukito
作品の販売価格については、 Sukitoは決めていません。また Sukitoは、ゴミを集めながらアートを作っていることで、他人から嘲笑を受けることがあることを認めています。
「ゴミを飾っているだけで、寝ぼけた人間だと言う人もいますが、気にしないで、好きだから作り続けています。」 Sukito