スラバヤ最大の美術展「ARTSUBS 2025」が産業廃棄物問題に触れる

  • 2025.8.1

スラバヤ最大の美術展「ARTSUBS 2025」が産業廃棄物問題に触れる

廃棄物はただゴミとして捨てられるわけではありません。ARTSUBS 2025を通して、アーティストたちはそれを形ある芸術作品へと変えました。ARTSUBS 2025がスラバヤで復活し、「Material Ways」をテーマに現代アート展を開催しました。


キュレーター兼芸術監督のNirwan Dewantoは、スラバヤ最大の展覧会がダイナミックなアートフェアの雰囲気とビエンナーレスタイルのコンセプトで復活したと語っています。

「この形式は、常に変化し、実験を続ける現代アートの実践に柔軟な空間を提供しています。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)


さらに、ARTSUBS 2025では、「Material Ways」というテーマを通じて、素材やメディアをツールとしてではなく言語として使用するアーティストの作品を紹介したいと考えています。

 

「マテリアルで芸術作品の形を生み出すアーティストが時代や環境と闘っていることの表れです。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)


アーティストが使用する素材やメディアは、プラスチック、ガラス、様々な合成素材、廃棄物、ビデオなど多岐にわたります。また、作品にはAIのシステムが組み込まれているものもあります。

 

「あらゆるものを現代アートの一部にすることができます。仮想世界と現実世界が交差し、現実を揺るがす新たな形がここで生み出されます。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)


Nirwan Dewantoによると、このテーマは工業都市として知られるスラバヤにも合致しているという。スラバヤは、先進的な産業、経済の加速、そして非常に速いペースの消費力を備えた、インドネシアで2番目に大きな都市として知られています。


「Material Ways」は、上層芸術と下層芸術が融合している状態になり、絵画のような従来のアートスタイルを揺るがしている傾向になっていますが、これにより、より活気のある作品を生み出すことができるようになっています。

 

「工業製品や廃棄物が溢れ出る中で、多様なスタイルや物語を容易に吸収できるため、私たちにとって”Material Ways”は重要なメディアとなっているのです。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)


ご参考までに、ARTSUBS 2025は8月2日から9月7日までSurabaya Youth Centerで開催され、チケット価格は学生がRp50,000(約450円)、一般がRp100,000(約900円)になっています。

 

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