廃棄物はただゴミとして捨てられるわけではありません。ARTSUBS 2025を通して、アーティストたちはそれを形ある芸術作品へと変えました。ARTSUBS 2025がスラバヤで復活し、「Material Ways」をテーマに現代アート展を開催しました。
キュレーター兼芸術監督のNirwan Dewantoは、スラバヤ最大の展覧会がダイナミックなアートフェアの雰囲気とビエンナーレスタイルのコンセプトで復活したと語っています。
「この形式は、常に変化し、実験を続ける現代アートの実践に柔軟な空間を提供しています。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)
さらに、ARTSUBS 2025では、「Material Ways」というテーマを通じて、素材やメディアをツールとしてではなく言語として使用するアーティストの作品を紹介したいと考えています。
「マテリアルで芸術作品の形を生み出すアーティストが時代や環境と闘っていることの表れです。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)
アーティストが使用する素材やメディアは、プラスチック、ガラス、様々な合成素材、廃棄物、ビデオなど多岐にわたります。また、作品にはAIのシステムが組み込まれているものもあります。
「あらゆるものを現代アートの一部にすることができます。仮想世界と現実世界が交差し、現実を揺るがす新たな形がここで生み出されます。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)
Nirwan Dewantoによると、このテーマは工業都市として知られるスラバヤにも合致しているという。スラバヤは、先進的な産業、経済の加速、そして非常に速いペースの消費力を備えた、インドネシアで2番目に大きな都市として知られています。
「Material Ways」は、上層芸術と下層芸術が融合している状態になり、絵画のような従来のアートスタイルを揺るがしている傾向になっていますが、これにより、より活気のある作品を生み出すことができるようになっています。
「工業製品や廃棄物が溢れ出る中で、多様なスタイルや物語を容易に吸収できるため、私たちにとって”Material Ways”は重要なメディアとなっているのです。」Nirwan Dewanto(ARTSUBS 2025 キュレーター兼芸術監督)
ご参考までに、ARTSUBS 2025は8月2日から9月7日までSurabaya Youth Centerで開催され、チケット価格は学生がRp50,000(約450円)、一般がRp100,000(約900円)になっています。