バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung)の学生Dwi Siti Qurrotu Ainiは、ゴミを芸術作品に変身させ、人々に自然保護の大切さを訴えました。
「Beautiful Raja Ampat(美しいラジャ・アンパット)」と題されたこの作品は、高さ約2メートルで、カラフルなゴミでサンゴ礁を形作っています。Dwi Siti Qurrotu Ainiは、ビーチへの愛がこの作品の制作のきっかけになったと述べました。また、ラジャ・アンパット(インドネシアの都市名)の美しさを実際に体験したいという思いもありました。しかし、サンゴ礁の環境がますます脅かされていることから、作品を通して環境問題へのメッセージを伝える必要性を感じたのです。
バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung)クラフト科の生徒たちは、大学の課題で出たペットボトル、布、糸、ダクロンなどの廃棄物を使って、サンゴ礁のレプリカを制作しました。制作には約2週間かかりました。
「インスタレーションを作ろうと考えていたところ、使われなかった素材からこの作品が生まれました。」Dwi Siti Qurrotu Aini
Dwi Siti Qurrotu Ainiは、自身の作品を通して、廃棄物、特にプラスチック廃棄物が環境に与える影響について、人々の意識を高めることを期待しています。またDwi Siti Qurrotu Ainiは、リサイクルをテーマにした数々のコンテストに参加し、エコクラフトコンペティションで受賞歴があります。今年は、ペットボトルのアップサイクルから制作されたアートインスタレーションコンペティション「Vir-ART-lity」で最優秀賞を受賞しました。
このコンペティションは、3名のインドネシア人アーティストが審査員を務め、様々な大学の美術学生によって15点のインスタレーション作品が選出されました。
「若い人たちへのメッセージは、インドネシアの自然景観を私たちだけでなく、未来の世代も楽しめるように、環境を守り続けることです。」Dwi Siti Qurrotu Aini
Dwi Siti Qurrotu Ainiが、このコンペティションで出会った、ジャカルタ国立大学(Pendidikan Seni Rupa Universitas Negeri Jakarta)美術教育科のBagus Sesar Eko Jaenuriは、2位を獲得しました。


