プラスチックごみを芸術的なコラージュ絵画に変換するアーティストEko Purnomoのストーリー

  • 2022.10.1

プラスチックごみを芸術的なコラージュ絵画に変換するアーティストEko Purnomoのストーリー

インドネシアのバニュマニクに住むEko Purnomoは、通常は捨てられてしまうプラスチックごみを、芸術的価値のあるユニークなコラージュ絵画に仕立て上げています。Eko Purnomoは、自身の自宅のテラスにて、家庭で出るプラスチックゴミを使ったコラージュ絵画の制作に取り組んでおり、テラスの壁面には、コラージュ絵画の作品が展示されています。

2020年のCovid-19のパンデミックの際に、Eko Purnomoは、前述のゴミを使った絵画の制作に関するアイデアが生まれました。当時、Eko Purnomoは、暇つぶしに、ゴッドファーザー、コービー・ブライアント、アンジェリーナ・ジョリー、ミスター・ビーン、スハルト元大統領などの顔をコラージュする創作をしていました。

Kompas.comの取材に応じたEko Purnomoは、「最初は気まぐれで、家にあるものを使ってみたんです。その後、作品を完成させることができ、多くの人が気に入ってくれています。」と述べました。

以前から、Eko Purnomoは卵の殻や古雑誌を使ってコラージュ絵画を制作していました。これらの素材は長持ちしないため、Eko Purnomoはプラスチックに置き換えました。


Eko Purnomoはこのコラージュ絵画を様々なサイズで制作しており、40×40cmから始まり、最大の50×70cmまでです。Eko Purnomoが制作したコラージュ絵画の75パーセントはEko Purnomoの家庭から出るゴミを使用しています。

 

「価格も様々です。40×40cmのサイズが200,000ルピア(約2,000円)、40×60cmのサイズが300,000ルピア(約3,000円)、そして50×70cmが500,000ルピア(約5,000円)です。」Eko Purnomo

 

Eko Purnomoは、コラージュ絵画の制作は、ずっと順調に進んでいるわけではないと述べています。例えば、お客様の色に関する要望を調整する際に、プラスチックの明るい色と暗い色を組み合わせる時や、顔のモチーフを作る時などです。これらの課題を克服するために、Eko Purnomoはよく村を一周してプラスチックゴミを探したり、プラスチックの包装を入手するために、Eko Purnomoにとっては必要のない商品を買うこともあるとも述べました。

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