ゴミと思われたオランダの美術館の美術品が誤って捨てられる作品

  • 2024.10.10

ゴミと思われたオランダの美術館の美術品が誤って捨てられる作品

オランダの美術館で、ゴミと間違われた芸術作品がゴミ箱から回収されました。


その作品は、一見すると未使用のビール缶のペアの作品でした。


フランス人のアーティスト、Alexandre Lavetによる1988年の作品 「All The Good Times We Spent Together」は、一見すると床に放置された一対のビールの空き缶のように見えます。しかしよく見ると、このへこんだ缶はアクリル絵の具で丹念に描かれており、細部まで丹念に再現されているとオーランドのリッセのLAM Museumのスタッフが述べました。


同美術館によれば、 Alexandre Lavetの作品は施設のガラス張りのエレベーター室内に展示されており、エレベーター技術者に缶をゴミと間違えられたということでした。


私たちのコレクションのテーマは食と消費です。私たちの作品は、来館者に日常的なものを新しい方法で見るよう促します。意外な場所に作品を展示することで、この体験を強化し、来館者を飽きさせないようにしています。」  Sietske Van Zanten(LAM Museum 館長)


作品がなくなっていることに気づいた美術館の職員が捜索を行い、廃棄されようとしていたゴミ箱から、まだ残っていた缶を回収することに成功しました。Sietske Van Zantenによると、作品を撤去した技術者は、美術館のコレクションを熟知している美術館の正規のリフト技術者の代わりを務めました。


「彼は自分の仕事を誠実にこなしているだけです。ある意味、Alexandre Lavetの芸術作品が意図的に効果的であることの証しです。」 Sietske Van Zanten( LAM Museum 館長)

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