Wayan Suastama プロフィール
①簡単な自己紹介をお願いします。
私は、バリ島のタバナン生まれのWayan Suastamaです。幼い頃から落書きをするのが好きで、1995年から本格的にファインアートを始めました。それ以前は、ビジュアル・グラフィックの分野で働いていました。
Institut Seni Indonesia Denpasarを卒業後、プロとして活動しています。現在に至るまで、自分の芸術的プロセスをサポートするためにこの仕事をしています。国内外の展覧会にも参加しています。
②日本に行ったことはありますか。行ったことがある場合は、どこに行きましたか。またそれはプライベートの旅行ですか、仕事ですか。
まだ行ったことがありません。
③日本の印象、日本から影響を受けたこと、日本人アーティストの印象等について何かあれば、教えて頂けますでしょうか。
一般的に、インドネシアでは自動車といえば日本が有名です。私は日本に行ったことはありませんが、この印象が強いです。それから、日本のビジュアル作品にも非常に興味深いアイデンティティがあると思います。日本のアニメや漫画は、インドネシアの若いコミュニティの中で、強いムーブメントがあります。よって、私の記憶の中で最も印象に残っているのは、日本のアニメと漫画です。
④MISSAO ARTに参加してみようと思った理由について教えて頂けますでしょうか。
MISSAO ARTの取り組みは非常に興味深いです。MISSAO ARTとのコラボレーションによって、日本とより深い交流の機会が生まれると思います。日本のアーティストと知識を交換したいと思います。
⑤最近のアーティスト活動について教えて頂けますでしょうか。
最近の展覧会は、「Militant Art `Meh`」というグループ展や、Santrian Galleryで開催された「Pesan Dari Barat」という展覧会に参加しました。 作家、写真家、伝統芸術家ともコラボレーションすることができ、非常に興味深く、刺激的な経験でした。
⑥これまでのアーティスト活動の中で印象に残っているプロジェクトや展覧会があれば、教えて頂けますでしょうか。
実はすべてが記憶に残り、旅の痕跡となるのです。それらはすべて芸術的プロセスの結果です。すべて、知恵と経験をもたらしてくれると思っています。
⑦今後のアーティスト活動について、目標や、やりたいこと等があれば教えて頂けますでしょうか。
バリの哲学に 「Hulu Teben」という言葉があります。簡単に言えば「流れる」という意味です。私たちが加工し、上流に正しいものを植えれば、それは将来、調和して流れるでしょう。原則的に、人生と芸術は一体です。私の考えでは、無駄なものは何もありません。私たちが誠意を持って仕事に取り組めば、それは多くの人々にとってプラスになり、有益なものになります。私たちはアーティストとしてベストを尽くしているだけです。
⑧最後に、日本の方々に向けて、何かメッセージがあれば、教えて頂けますでしょうか。
実際、私たちがアートで伝えたいと願う価値は、歴史的な品物と同じです。アートは視覚に訴える美学を持つだけでなく、その時代の歴史的、文化的メッセージを伝えています。また、哲学をより広く、より複雑に理解するために、異なる視点を橋渡ししてくれることも多いのです。
2024.4.2