Tommy Putra プロフィール
①簡単な自己紹介をお願いします。
私はアーティストであり、バンドゥンの料理会社でもグラフィックデザイナーとして働いています。2007年に、Institut Teknologi Bandung(バンドン工科大学)美術・デザイン学部グラフィックアート学科を卒業しました。
卒業後2011年まで、Bandung New Emergence vol.2(Selasar Sunaryo Art Space、2008)、Survey #2(Edwin's Gallery、2009)、Indonesian Art Award(Galeri Nasional Indonesia、2010)、ArtJog(Taman Budaya Yogyakarta、2010、2011)など多数の展覧会に参加しました。
その後2019年からは、Art Jakarta(Jakarta Convention Center、2019)、Beyond Realistic Order(Yun Artified、2019)、Main Ayo Main(Orbital、2020)など、再び積極的に展覧会に参加するようになりました。
また、これまでに2回の個展を開催しています。Rifky Efendyのキュレーションによる個展「KICK!、Icon Langgeng Gallery、ジャカルタ、2009年)」と若手気鋭のキュレーターPoppy Rahayuのキュレーションによる個展「101 Sindhu Bumi、Galeri Seni semAta、2019年)」です。
②日本に行ったことはありますか。行ったことがある場合は、どこに行きましたか。またそれはプライベートの旅行ですか、仕事ですか。
まだ行ったことはありません。幼い頃から日本は、シンガポール、イギリス、ドイツ、ニュージーランドと並んで、私にとって最も行きたい国の一つであり、探検や休暇、あるいは家族と一緒に定住することが究極の夢でした。
③日本の印象、日本から影響を受けたこと、日本人アーティストの印象等について何かあれば、教えて頂けますでしょうか。
日本は、私にとって、休暇を過ごすにも、住むにも、「夢の国」になりました。漫画、映画、アニメなど、子供の頃にもらった小さくて美しいものが、私の日本に対する考え方に大きな影響を与えています。
そして、若い頃、つまり音楽やアクション映画、ドラえもんの恋愛から広がっていったのです。そして、大学に入ると、グラフィックアート(版画)の勉強は、日本やドイツのビジュアルアーツに大きく傾倒していることは否めません。ビジュアルアートだけでなく、文化、歴史、ライフスタイル、ファッションなど、さまざまな面で魅力的です。
日本から発信される大衆文化、それがコミックやアニメだけでなく、ライフスタイルやファッション、さらには音楽やアート作品などは私たちに影響を与え、発展し続けています。
④MISSAO ARTに参加してみようと思った理由について教えて頂けますでしょうか。
アーティストとして、誰とでも良い関係を築けることは、プラスになると思ったからです。今回のMISSAO ARTへの参加を素直に喜んでいます。
⑤最近のアーティスト活動について教えて頂けますでしょうか。
グラフィックデザイナーとして、展示会や今後の展覧会に向けた新作の制作に取り組んでいます。また、依頼を受けた絵画を制作することもあります。
また私は、小説も書くし、「Jvno」というペンネームで自作のイラストも描いているが、今のところ物理的な書籍はなく、SNS上でのオンラインのみで公開しています。
⑥これまでのアーティスト活動の中で印象に残っているプロジェクトや展覧会があれば、教えて頂けますでしょうか。
非常に印象に残っているアートイベントや展覧会がいくつかあり、アーティストとしての業績に多かれ少なかれ影響を及ぼしていると思います。特に2008年にSelasar Sunaryo Art Spaceで開催した「Bandung New Emergence Vol.2」展などです。
⑦今後のアーティスト活動について、目標や、やりたいこと等があれば教えて頂けますでしょうか。
目標ということになると、ほぼ間違いなく家庭生活、社会生活、経済生活と絡んでくることは否めません。私の究極の夢は、ビジュアルアーティストとしての自分の存在が、インドネシアを越えて広がっていくことです。そして、創作活動を続けて老後を楽しむことです。
⑧最後に、日本の方々に向けて、何かメッセージがあれば、教えて頂けますでしょうか。
私は、自分の作品が日本も含めてインドネシア以外の人たちにも魅力的であると強く信じています。ただ、私がもう少し認知されるには、幅広い機会が必要だと思いますので、そのために、MISSAO ARTに参加することになり、大変感謝しています。宜しくお願いします。
2023.1.9