Linkan Palenewen プロフィール
①簡単な自己紹介をお願いします。
私は、Linkan Palenewenです。私は、ジャカルタで生まれ育ち、2011年からバリ島に住んでいます。私は独学で絵画を学び、特に具象画や肖像画を中心に制作しているアーティストです。私の作品は、インドネシアにおける私の人生と女性としての地位からインスピレーションを得ています。それは、女性をオブジェとしてではなく、主題としてのみ描き出す私の作品や、列島や南国での生活を反映した私の作品の色彩を見ていただければ、分かっていただけると思います。
②日本に行ったことはありますか。行ったことがある場合は、どこに行きましたか。またそれはプライベートの旅行ですか、仕事ですか。
まだ行ったことがありません。
③日本の印象、日本から影響を受けたこと、日本人アーティストの印象等について何かあれば、教えて頂けますでしょうか。
日本は、古い文化と現代の文化がうまく調和していることに、いつも驚かされます。この国は、革新的な新しいアイデアを封じ込めず、古代や伝統的な文化を消したり捨てたりすることなく、ファッションから科学技術まで自由に自己表現することを認めている国だと思います。そして、そのバランスが、バリを連想させてくれます。
④MISSAO ARTに参加してみようと思った理由について教えて頂けますでしょうか。
私は、新進アーティストとして、私の作品のターゲットをインドネシア国内だけでなく、国外にも広げたいと考えています。そして、MISSAO ARTは、日本のアートマーケットだけでなく、インドネシアのアートマーケットも含め、双方を理解しているので、適切なプラットフォームであると思ったからです。
⑤最近のアーティスト活動について教えて頂けますでしょうか。
現在は、来年までバリ島で開催されるいくつかの展覧会の準備に専念しています。また、バリ島在住のフォトグラファーとコラボレーションし、20世紀のヴィンテージ・バリのモノクロ写真に、私の得意とする装飾画や色彩をペイントするプロジェクトもあります。
⑥これまでのアーティスト活動の中で印象に残っているプロジェクトや展覧会があれば、教えて頂けますでしょうか。
作品を作るたびに新しいことを学び、アーティストとして成長できるので、どの作品も展覧会も特別だと思います。しかし、私のシリーズ「Stigma」は、アーティストとしての私に大きな影響を与えました。「Stigma」は、初めて自分の姿を描いた作品集なんです。そして、そのプロセスは簡単なものではありませんでした。インドネシアではヌード絵画があまりポジティブに受け入れられていないため、初めて自分をさらけ出し、一般の人々や自分の家族から受ける反応を恐れて、感情の起伏が起こり、精神的な崩壊などを経験しなければなりませんでした。
⑦今後のアーティスト活動について、目標や、やりたいこと等があれば教えて頂けますでしょうか。
自分の作品が、国際的に評価される機会を持ちたいです。国際展が、誇らしい成功であるというだけでなく、私が作品を通じて伝えようとしている、インドネシアの女性についてのメッセージを、良いものも悪いものも含めて、より多くの人に読んでもらい、理解してもらいたいのです。
⑧最後に、日本の方々に向けて、何かメッセージがあれば、教えて頂けますでしょうか。
私の作品は、現在のインドネシアの女性が経験し、生活している状況や日常をテーマにしています。私はそれらを、明快でコンテンポラリー、そしてモダンなスタイルで表現しています。
2022.10.29