Adek Dimas Ajisaka プロフィール
①簡単な自己紹介をお願いします。
私は、Adek Dimas Ajisaka(アデク・ディマス・アジサカ)、よくDimasと呼ばれています。私は子供の頃から美術が大好きでした。プロのアーティストとしての私のキャリアは、インドネシアを代表する美術大学の一つであるInstitut Seni Indonesia Yogyakartaでの勉強から始まりました。Institut Seni Indonesia Yogyakartaでは、2009年から2015年までの6年間、美術を学びました。アートの世界でのキャリアの中で、私は個展やグループ展、国内外のアートレジデンスなど、様々な展示イベントに参加し、いくつかのアートアワードを受賞してきました。現在も積極的に展覧会に参加する傍ら、ギャラリーのアートキュレーターにもなっています。
②日本に行ったことはありますか。行ったことがある場合は、どこに行きましたか。またそれはプライベートの旅行ですか、仕事ですか。
まだ行ったことがありません。
③日本の印象、日本から影響を受けたこと、日本人アーティストの印象等について何かあれば、教えて頂けますでしょうか。
日本は、自然、文化、社会生活、芸術など、学び、楽しむことができる魅力的な国です。日本人は、勤労意欲の高さ、高い倫理観があるという特徴があると思います。個人的な考えでは、日本のアーティストはこれらの特徴を視覚的に表現することができると思います。私は村上隆、奈良美智、松山智一などの現代アート作品を尊敬しており、彼らから作品作りのインスピレーションを受けています。
④MISSAO ARTに参加してみようと思った理由について教えて頂けますでしょうか。
MISSAO ARTへの参加は、私にとって積極的なコラボレーションを確立するためのプラットフォームであり、より多くの顧客に自分自身を紹介することができ、国際的なアート対話、特に日本との対話を確立し、より発展的で高度なアートエコシステムを形成することができると思ったからです。
⑤最近のアーティスト活動について教えて頂けますでしょうか。
現在、インドネシアでの全国規模で多くの展覧会に参加しています。それは、いくつかのアートギャラリーでの展覧会です。また、アート制作のためのメディアを探求し、いくつかの絵画のシリーズを準備しています。
⑥これまでのアーティスト活動の中で印象に残っているプロジェクトや展覧会があれば、教えて頂けますでしょうか。
私が最初に感動したアートプロジェクトと展覧会は、「Netra」(視力)と題した私の個展プロジェクトでした。このプロジェクトで作品を作る過程では、ソーシャルセンターの盲目の方々が参加しました。私が作った作品は、古紙を使い、それを盲目の方々の顔の形をマスクにしたものです。このプロジェクトには、16人の盲目の方々が参加しました。約1年かかってようやく個展を開催することができ、盲目の方々も参加し、私が作った作品の細部まで指を動かして評価してくれました。
次に印象に残っているのは、インドでのアーティストレジデンスで経験したアートプロジェクトで、先述同様に紙でマスクを刷り上げる手法で、地元の住民にコラボレーションを呼びかけました。プロジェクトのコンセプトは、寛容と多様性で、それをインスタレーションという形で調和させました。
⑦今後のアーティスト活動について、目標や、やりたいこと等があれば教えて頂けますでしょうか。
将来的に実現したいことは、自分の作品が国際社会で認められ、収集されること、海外で展示やアートプロジェクトを行うことです。
⑧最後に、日本の方々に向けて、何かメッセージがあれば、教えて頂けますでしょうか。
日本のコレクターの皆様にお伝えしたいのは、どのアーティストも自分の作品に独自の特徴を持っているということです。同様に、私も誠意、技術、思想、経験をもってその特徴を構築し、私の作る作品が美しいだけでなく、意味のある視覚的な力となるようにしています。
2023.5.23